「境界明示義務」とはなにですか!?
境界の明示とは、隣接する土地との境をはっきりさせることをいいます。売主は売買契約の際に、買主へ境界を明示することが義務となります。境界の明示を行わなければ、不動産売買の際に買主がトラブルに巻き込まれることがあります。土地の所有者が変わった瞬間に、これまでは問題になっていなかった境界に関しても、トラブルになることがありますので、買主は、購入の際にしっかりと契約内容を確認しておくことが大切です。売主は売買後に買主と隣地の所有者間に問題が発生しないよう、境界を明示して契約を締結することが義務となります。隣地の所有者と境界を確認することの他にも、そもそも表記されている土地面積が正確かという点も確認をする必要があります。特に公募取引の場合、測量図が古く、契約後に実測してみると販売時の表記よりも狭かったということもありますので、事前に実測値を把握することで、売主と買主間でのトラブルを防ぐことができます。