ESTATE GUIDEエステートガイド
一不動産・一登記とは
「一不動産・一登記」とは、「ひとつの不動産に登記記録されるのはひとつ」という不動産登記制度の原則のことです。このとき、不動産とは、特定の範囲の土地または建築物のことを指し、登記に申請されている不動産に対して、追加で申請を行なうことはできません。しかし、稀に登記官の見落とし等による問題から重複登記が発生する場合もあります。このような場合には、不動産登記の目的、及び機能の安全化を図り、迅速に重複登記の解消を行ないます。その対処法として、基本的にはあとから登録された登記を、登記官が職権により抹消し、無効にすることが行なわれます。このように、重複登記は、事実関係の確認や二重登記の発生の原因究明よりも、時間的あと先が重視され、形式的に処理されるのが普通です。