ESTATE GUIDEエステートガイド
金利の低い3年間の固定期間選択型のローンを組みましたが、4年目に同じローンを選択すると、金利が変わるので返済額が一気に増えてしまうと言われました。
借り入れ時点で、完済までの金利が固定されている完全固定金利型を選んだ場合は、借り入れ当初の金利は高めになるかもしれませんが、その後は、たとえ金利が上がっても、毎月の返済額が変わることはありません。
一方、固定期間選択型の住宅ローンは、2年間、3年間など一定期間は金利が固定されていますが、その期間が終了すると、その時点における金利が適用され、返済額が見直されます。そのため、固定期間終了時点の金利が大幅に上昇していれば、返済額も大幅に増えてしまう可能性があります。このような金利変動の影響を避けたいなら、固定期間終了時の金利の見直しの際に、できるだけ固定期間の長いものを選ぶ方法が考えられます。
また、別の銀行で、完全固定金利型の住宅ローンに借り換える方法もあります。その場合、新たに諸費用が必要となりますので、金融機関に試算してもらうなどしてよく相談しましょう。
住宅ローンの借り入れ、借り換えに当たっては、当初の返済額だけではなく、5年後、10年後の金利と返済額がどのように変化する可能性があるのかまで考慮し、自分たちの収入見通しなどと考え合わせながら、住宅ローンのタイプを決めることが大切です。