ESTATE GUIDEエステートガイド
賃貸で入居している建物の所有者と貸主がちがうのですが?
お部屋を借りる際に所有者(持ち主)と貸主が違う場合があります。まず所有者と貸主について簡単に言うと、所有者:その不動産を所有する人、貸主:その不動産を借主に賃貸する人(借主と賃貸借契約を締結する人)となります。所有者だからと言って必ずしも=貸主であるとは限りません。このパターンでよくあるのが「サブリース」という形態です。サブリースとは所有者が不動産業者に管理等を一括して任せてある形態です。建物の管理や入居者の募集・家賃保証・集金代行退去手続きなど、ほぼ全てその業者が一括管理する事です。所有者はその業者へ不動産を転貸(又貸し)する事になります。
そしてその業者が貸主となり業務を代行します。その業者が入居者を見つけそのお部屋に入居してもらったら、所有者→不動産業者(貸主)→借主(入居者)という図式になります。一般的な賃貸契約においても所有者と貸主が異なることは珍しくはありませんが、万一所有者と貸主の間に何らかのトラブルが生じた場合、借主にも影響が出てくる可能性もゼロとは言えないので、賃貸の契約をする際には必ず重要事項説明の中で所有者と貸主の記載を確認しておきましょう。