ESTATE GUIDEエステートガイド
住宅ローン控除とは、どういった制度でしょう?
住宅ローンなどを利用して住宅を購入、新築または増改築工事をしたとき、一定の要件を満たせば入居した年から10年間にわたり、支払った所得税の還付(または支払うべき所得税の控除)を受けることができます。
これがいわゆる「住宅ローン控除」で、住宅ローン減税、住宅借入金等特別控除などともいわれます。
制度の概要を一覧化にすると以下のようになります。
住宅ローン減税は、通常通り所得税を算出した後で、税額から直接差し引く「税額控除」という仕組みになっています。
所得税を控除してもなお引ききれない額がある場合、つまり、所得税よりも算出した住宅ローン控除可能額が上回る場合については、その超えた分について住民税から控除(上限あり)されることになっています。
手続きは、居住した年の分の所得税について、翌年に確定申告書を提出します。
次の年以降は「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」を会社に提出することで、年末調整で給与の支払いと同時に戻ってくることになります。